本編の主人公。
親元を離れ心身を鍛えるべく、独り暮らしをはじめる為、
遠い親戚である椿子の一家が大家を務めるアパートへ引っ越してきた。

『……僕は、見て見ぬふりが出来るほど、器用じゃないんだ』

須々田町にある祝元神社の一人娘。
普段、焦点の合わない瞳でぼんやりとしている事が多く、
学校の教師やクラスメイトからは特異な目で見られている。

『……寄るな、汚らわしい。……私の存在を、理解さえ出来ぬくせに…』

涼とは遠い親戚であり同級生。
涼とは未就学の頃に会ったのが最後なのでほとんど思い出がない。
将来の夢はプリティーな花嫁さんになること。

『まぁ、私も女子やってるしっ。キュートキュートになるよう、毎日努力してるしねっ』

上級生の自覚がまったくない先輩。
のんびりふわふわとしていて面倒臭がり屋だが、
苦労以上に見合う結果が得られるなら積極的な行動をみせることも。

『楽して生きてきたいのだー。……あーあ、どっかにいい儲け話とか転がってないかねぇ』

現役高校生アイドルの後輩。
アイドルユニット『フラワーハイスクール』としてライブを中心に活動中。
普段はちょっと冷たいが、自分のファンには思い切りサービスしちゃう子。

『学業も部活も両立できてこそ、女子高生アイドルだと思いますので』

保健室の先生。
やさしい口調のお姉さん風だが、恐るべき三段論法を巧みにこなす口先の魔術師。
社会地域奉仕貢献部なる部活の顧問を務め、
のんびりふわふわだら～りとした活動をしている。

『地域に貢献→シャチホコ部って素晴らしい！→顧問は一体誰かしら？』

涼のクラスメイトで親友。
とあるきっかけで無駄に涼のことを尊敬することとなり、
何でもスゲエとグレーート！と感動する暑苦しい友人。

『さっすが、グレートな男だぜ！！煤払ぁ！』