作品紹介
真実は果てしなくせつない
消印のない一通の手紙。
開封されなかったペンフレンド文野亜弥からのラスト・レター。
「私は人を殺してしまいました。
罪は償わなければなりません。
これでお別れです。さようなら」
15年前、彼女に何が起きたのか? 真相を知る手がかりは、
彼女から送られた手紙と7人のクラスメイトの証言。
今、彼女はどこにいるのか?
回想と現実が織りなす青春サスペンス。
キャラクター

謎に包まれたペンフレンド
文野 亜弥 CV:日高のり子
主人公が高校3年生のときに文通をしていた島根県の少女。
彼女から送られた10通の手紙からは、いつもクラスメイトを気遣う、心優しい姿が伝わってくる。
しかし15年後の現在、偶然にも見つけたラストレターによってその考えは一変する。
今まで彼女から語られた学園生活は全て偽りであったのか?
彼女を捜すため主人公は島根に向かう。
そこで明らかになる彼女の正体とは?

平々凡々な市役所職員
田中 耕介 CV:岩崎ひろし
松江市役所で働く職員。
かつては「学校一の秀才」と呼ばれたが、高校3年のある時間から成績が急落。
「理系の知識を活かした仕事をしたい」という希望はあるが自信が持てず、
今は平凡な職務に甘んじている。
「私はもう、待っていることに疲れたんです。希望を持ち続けるだけの気力がなくなってしまったんです」

悲運のホームランバッター
渡辺 将也 CV:白川周作
松江南高校の体育教師で野球部監督。
子供の頃から運動神経抜群で腕白だった。
口調は乱暴だが情に厚く、生徒からとても慕われている。
野津の働く中村BARの常連客でもある。
「俺の高校野球の思い出はホームランじゃない、七回裏の守備なんだ」

心優しきパティシエ
大森 準 CV:河本啓佑
松江で働くイケメンパティシエ。
子供の頃から大好きだった甘いものを研究し、
最近、婚約者の福井優香とともに念願だった
自分の店を開いた。優しい性格。ベリー系のケーキが苦手。
「優香と出逢って、心から変わりたいと思った。強くなって彼女と一緒に暮らしていきたいんだ」

娘に夢を託した主婦
佐々木 理子 CV:冬馬由美
主婦。旧姓・羽田理子。
高校卒業後、芸能活動を開始したが、
結局芽が出なかった。娘は地元の劇団で活躍する
人気子役で、現在はステージママとして娘の活動を支えている。
「私は一番じゃなかった。同じクラスに隠れ一番がいたのよ」

地元テレビ局の看板アナ
村上 美咲 CV:氷青
地元山陰中央テレビの看板アナウンサー。
子供の頃から正義感が強く、報道を志して入社したが、
バラエティやお天気キャスターの仕事ばかりの現場に不満を持っている。
造り酒屋の娘でかなりの酒豪。
「彼女は自分のことより、他人のことを考えるの。ヒーローは私じゃない。彼女よ」

過去を隠したバーテンダー
野津 翔太 CV:寸石和弘
松江市内の中村BARで働くマスター。
不良ぶった振る舞いもするが、バーテンとしての腕は確かで
オーナーからの信頼も厚い。
酒の知識も豊富で、時折海外の珍しい酒を仕入れてくる。
「15年前、俺は生きていて一番辛かった。でも、一番の思い出もあったんだ」

野心を抱く館長候補
石原 由香里 CV:井上喜久子
島根県立美術館の部長。
美術館の企画展をヒットさせ異例の出世をしたが年上の部下との仕事にストレスを抱えている。
子供の頃から、優秀な姉と比べられていたのがコンプレックスになっている。
「そんなお人好しの自分も嫌いだった。人に相談されると、嫌でもつい助けてしまう」