Introduction

我が 初恋 はじまり よ枯れ落ちろ――

聖槍十三騎士団黒円卓第四位、ヴィルヘルム・エーレンブルグ。
大儀式魔術、黄金錬成を控え、日本に向かう直前の彼は、訪れたインタビュアーに己の過去を語り始める。
それは1994年、ワルシャワの戦場で出会ったアルビノの少女との物語。

本作『Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~』は『 Dies irae シリーズ 』のスピンオフ作品です。

Character

ヴィルヘルム・エーレンブルグ

ヴィルヘルム・エーレンブルグ CV:谷山紀章

聖槍十三騎士団黒円卓第四位、カズィクル・ベイの異名を持つ男。
第二次大戦中から一切歳を取らずに存在し続けており、
世界中の紛争地帯に現れては暴虐の限りを尽くす吸血鬼として戦場の伝説となっている。
そして現在、長年待ち続けた黄金練成という儀式のために日本へ向かう直前の彼は、
接触してきたインタビュアーに己の過去を語り始める。

「おまえは俺のもんだ、クラウディア。俺が拾った命なんだから俺に捧げろ」

クラウディア・イェルザレム

クラウディア・イェルザレム CV:能登麻美子

ワルシャワ蜂起戦において、ヴィルヘルムと出会った修道女。
彼と同じアルビノであり、そのためか以降二人は共に暮らすようになる。
昼の世界に生きられない彼女は己を半分だけの人間と定義しており、
自分のあらゆるものを人並に届かない半端なものだと思っている。
それは自虐と言うよりも、光に対する憧れからくる他者への過大評価で、
昼の世界とそこを歩ける人々への純粋な憧れ、敬意や愛情として機能している。

「私は彼に命を救われた身ですから、恩を返さないといけません」

ヘルガ・エーレンブルグ

ヘルガ・エーレンブルグ CV:高田初美

ヴィルヘルムの母であり、姉である女性。
すでに故人だが、彼の価値観に深い影響を与えた存在のため、
聖遺物『闇の賜物』がヘルガの姿を真似、ヴィルヘルムの内界に巣食っている。
ゆえにあくまで彼が認識している母かつ姉という像にすぎないが、彼女が抱く愛は本物。
持てる全能力をヴィルヘルムのために捧げると誓っている。

「ずっと一緒よヴィルヘルム。それがわたしのあなたを繋ぐ闇の賜物」

ディナ・マロイ

ディナ・マロイ CV:白石涼子

現代において、諏訪原市に赴く直前のヴィルヘルムと接触し、彼に取材を持ちかけた女性。
クールで、かつ肝が据わっており、ヴィルヘルムをして「好みだ」と言わしめる優秀なキャリアウーマン。

「ディナで構いません、ミスタ・エーレンブルグ」

ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツ

ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツ CV:置鮎龍太郎

1944年にカチンの森で続発する怪異を巡ってヴィルヘルムらと出会った謎の男。
バチカンの特殊工作員を自称しており、黒円卓に対して友好的だが、真の目的は不明。
騎士団副首領、カール・クラフトは彼をメトシェラと呼ぶのだが……

「永遠に明けないヤミを望んでいるのか……浅い男だ」

ラインハルト・ハイドリヒ

ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ CV:諏訪部順一

聖槍十三騎士団を統べる黄金のカリスマ。二つ名はメフィストフェレス。
魔人の集団である黒円卓においても完全な別格で、
生まれる世界を間違えた存在とさえ言われる圧倒的な器と力は、
配下から神のごとく恐れられ、敬われている。

カール・クラフト

カール・クラフト CV:鳥海浩輔

聖槍十三騎士団副首領。
黒円卓を魔人の集団に変えた張本人であり、
唯一ラインハルトと対等の友人関係を持つ驚異の魔術師。二つ名はメルクリウス。
そのためすべての団員にとって師の立場だが、ラインハルトを除く全員から蛇蝎のごとく嫌われている。

ヴァレリアン・トリファ

ヴァレリアン・トリファ CV:成田剣

黒円卓第三位、二つ名はクリストフ・ローエングリーン。
温厚で臆病な神父だが、人の心や物体に宿る記憶を読む異能を持っているため、
大戦の狂気に精神が壊れかけている。
その坩堝とも言うべき双首領のもとにいるのが耐えられず、作中では逃亡している状態。

ベアトリス・キルヒアイゼン

ベアトリス・キルヒアイゼン CV:瑞沢渓

黒円卓第五位、二つ名はヴァルキュリア。
人格破綻者ぞろいの騎士団において唯一と言っていい真っ当な価値観の持ち主だが、
それゆえに周囲と噛み合わず、浮くことが多い。
狂っていく祖国と知人たちに嘆くことは多いものの、人としての正義を貫き通すと誓っている。

ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン

ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン CV:安元洋貴

黒円卓第七位、ラインハルトの近衛を務める三人の一角、鋼鉄の 黒騎士 ニグレド
死から復活した存在のため己の本名を覚えておらず、二つ名をそのまま名乗っている。
その両拳はあらゆるものを一撃のもとに終わらせる幕引きの具現であり、
戦車と融合したサイボーグであることから、マキナと呼ばれることのほうが多い。

ルサルカ・シュヴェーゲリン

ルサルカ・シュヴェーゲリン CV:いのくちゆか

黒円卓第八位、二つ名はマレウス・マレフィカルム。
大戦当時で二百年近く生きている魔女であり、外見は幼いが老獪であざとく、残酷かつ享楽的。
表面上の人当たりは一番いいが、彼女の中にあるのは歪んだ自尊心と他者への嫉妬のみである。

エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ

エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ CV:矢口アサミ

黒円卓第九位、二つ名はザミエル・ツェンタウァ。
ラインハルトの近衛を務める三人の一角、紅蓮の 赤騎士 ルベド
苛烈で厳格な軍人然とした女丈夫だが、それゆえに容赦というものが一切ない。
ベアトリスにとっては直属の上官でもある。

ロート・シュピーネ

ロート・シュピーネ CV:はらさわ晃綺

黒円卓第十位、諜報を主とした人物のため仲間たちにも本名を明かしておらず、
二つ名のシュピーネをそのまま名乗っている。
ベアトリスとは違う意味で一般的な価値観を持っており、つまるところ現実主義者だが、
ゆえに目端が利き、世間的な知恵にも長けているという面がある。

リザ・ブレンナー

リザ・ブレンナー CV:羽吹梨里

黒円卓第十一位、二つ名はバビロン・マグダレナ。
貞淑で聡明な振る舞いを常に欠かさない淑女だが、
実際は数千単位の子供たちを人体実験の果てに殺した経歴を持っている。
エレオノーレとはユーゲント時代の同期であり竹馬の友だが、
互いに価値観が異なりすぎるため犬猿の仲でもある。

ウォルフガング・シュライバー

ウォルフガング・シュライバー CV:環有希

黒円卓第十二位、二つ名はフローズヴィトニル。
ラインハルトの近衛を務める三人の一角、狂乱の 白騎士 アルベド
天使のような容貌を持つ人懐っこい少年だが、
出鱈目な躁鬱の落差と嵐のような暴力を振り回す殺人鬼で、
ラインハルトを除く世界のすべてに殺意しか持っていない。